人生は割と想定外

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様々なジャンルのニッチな話題を一方的な独断と偏見で深掘りしてく雑記ブログ

洗濯物干すのもHIPHOP

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私はヒップホップが好きで、高校時代からずっと聞き続けている。特に好きなのが90年代前半のアンダーグラウンド・ヒップホップ。

 

高校時代にちょっと悪い友達の家に遊びに行ったら、やたら重低音で外人がなんか歌ってる曲がかかってて、『何言ってるかわからないけどクソカッコいい』それがヒップホップとの出会いだった。

 

当時はGang Star、Group Home、Nas…好きなアーティストの名前を挙げたらキリがないけれど、渋すぎるワンループに身震いが止まらず、アナログレコードを掘りまくって・・・いる友人の家に入り浸っては聴きまくっていた。最近また日本でヒップホップがブームになっているようで嬉しい。

 

ブームの立役者の一人、漢akaGAMI氏は初期の頃から聴いているし、彼が当時結成して活動していた(今もだけど)”新宿拡声器集団”MSCはとにかくハードコアで新鮮で、大好きだった。

 

そんなこんなで子供にもヒップホップを聴かせているし、将来はNasみたいなリリシストなラッパーになってほしいと心の底から願っている。

 

 

話は変わってある日の早朝。

 

長男に泣きながら起こされた。

 

どうやらおしっこを漏らしたようだ。時計を見ると朝5時。真っ暗な部屋の電気を点けて布団を見ると、それは大きな世界地図が描かれていた。こんな時間だから妻も爆睡しているし、渋々洗濯することに。

 

普段滅多に近づかない洗面所横の衣類置き場を見て愕然とした。ありえない量の洗濯物が積みあがっていた。例えるならラーメン二郎の「ヤサイマシマシ」のごとき、大量の洗濯物。

 

しかし、たった一日でどうしたらこんなに量が溜まるのか不思議でならない。

 

結局、洗濯機を3回も回した。

 

しかし、家族が増えるとこんなにも洗濯の回数をこなさなければならないとは。骨の折れる作業だ。

ふと、結婚してから家事のほぼ全ては妻がやってくれていることを思い出した。とてもありがたいことだし、感謝してもしきれない。

 

だが、たまに起こる言い合いやケンカになるたびに妻は、 家事に関するイライラを、まるで映画「フルメタル・ジャケット」に登場するハートマン軍曹のように辛辣な言葉を浴びせてくることもあった。

 

たった一度の洗濯だけしかやってないけれど、その意味が少し理解できた気がした。毎日これは大変だ。 

 

 

で、今回のタイトル”洗濯物干すのもHIPHOP”について

 

 もしかしたら知ってる人も多いかもしれないし、このタイトルで吊られた人もいるかもしれない。

 

これはZORNっていうラッパーの「My life」って曲の中に出てくるリリックで、いわゆるパンチラインと呼ぶにふさわしい素晴らしい言葉。

 

初めて聴いた時、痺れた。年代も近いし、置かれてる環境も似てるから共感できた。

 

知ってる人も知らない人も。おススメです。

 

大事なことは3回言うと印象に残るそうなのでもう一度。

 


洗濯物干すのもHIPHOP

 


zorn - my life