人生は割と想定外

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様々なジャンルのニッチな話題を一方的な独断と偏見で深掘りしてく雑記ブログ

左俣、テメーだけは絶対に許さねえ

小学一年生になる長男の友達が泊まりにきた。

我が家に長男関連の友達が遊びにくることはよくあるが、泊まりというのは初めて。

どうやら週末に長男が通っていた幼稚園で同窓会があるらしく、泊まりにきた友達の子は卒園後に家庭の事情でこの地域からは引っ越したそうで、半年ぶりの再会となった。

 

夕方になり長男と友達が自宅に到着。妻はママ友と飲みに行くそうで子どもたちの世話をすることになった。

晩御飯を作り、風呂に入れたりとせわしなく対応していると、長男が友達に見られないようオムツを隠れて履いていた。

実は長男は7歳になるがいまだにごく稀におねしょをしてしまうため、風呂上がりや寝る前は必ずオムツを履くルールになっている。

世間一般では7歳でオムツを履く子は珍しい方なのかなと思うし、できることなら早くオムツを卒業して欲しい気持ちは親としても強い。

長男は子どもながらにオムツを履いてるのを友達には見られなくなかったのだろう。

しかし友達は長男の不自然な動きを察知したのか、長男がオムツを履いてるところをバッチリ目撃。

案の定『なんでオムツ履いてるの?』『小学生なのにオムツ履くなんて変なの!』などと、茶化されてしまった。

長男は半泣き状態で塞ぎ込んでしまった。。

目の前で見ていたが、それはとても残酷な一言だろうし、だが素直な意見だから悪意はない。その瞬間、私はある出来事がフラッシュバックしたがそれは後述しようと思う。

 

私はとっさに長男の友達へ、

・長男がオムツを履いているのは親である私が指示していること、その理由

・7歳でオムツをすることは変ではない、普通のことである

・君の発言で長男は悲しい気持ちになっているから謝って欲しい

などを小学一年生が理解できるレベルに意味を咀嚼し伝え、理解してもらった。そして長男の機嫌も直っていつの間にか二人とも仲良く同じ布団で寝ていた。

 

ーーー

私がフラッシュバックした出来事。

それは中学一年生で初めて林間学校と呼ばれる学校行事で山奥に1学年まるっと1泊した時のことだ。

当時の私はとても内向的な性格で、色々な意味で抜けておりクラス内でも友達がそこまで多くはなかった。

晩御飯後に数チームごとにまとめて集団で風呂に入る時間があったのだが私はある理由から他の連中とは風呂に入りたくなかった。特に着替えシーンだけは何があっても見られたくなった。

そのためわざと誰もいない時間を狙ってコッソリ風呂に入り、そそくさと自室(他のクラスメートもランダムで10人くらいいる部屋)へ逃げ込んだ。

嫌だった集団風呂タイムも無事に終わり、あとは寝るだけという頃だった。

 

突然部屋のドアが開き、目の前には引率の教師である左俣先生が右手に白い布を持っていた。

 

私は一瞬でその布がなんなのか悟った。私のブリーフだった。私はあろうことか更衣室に履いていたブリーフを忘れてしまったのだ。

 

今はどうかわからないが、当時は中学に上がったやつはブリーフからボクサーパンツもしくはトランクスへ移行する奴も多かった。

そのためブリーフを履いていること自体恥ずかしいレベルであった。私はとても嫌な予感がした。できることならこのまま何事もなく終わって欲しい。

 

後でコッソリ取りに行くから!!!と心の中で願った。

 

すると、左俣は言った。『おい、更衣室にパンツ忘れている奴いないか?なんか黄色いシミが付いているなあ(笑)帯に名前書いてるぞ、名前は、えーと、◯◯(私の名前)、この部屋にいるか?』

とほざいた。

 

部屋中は大爆笑。当然ながら私は恥ずかしさとショックでパンツを奪い取ってトイレで泣いた。ガン泣きした。

 

パンツ忘れてるのを発見したのなら、あとでコッソリ本人に届ければいいだろう?なぜ左俣はわざわざ私がいる部屋にきて、大声でクソみたいなつまらんギャグをかましたのか?教師だったら相手の気持ちも汲み取ろうぜ、肥溜め野郎が。

それ以降、私の中学時代は暗くジメジメしたものになってしまった。

 

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話は戻るが、だからこそ長男の辛い気持ちは理解できたし、私が食らったトラウマと同じシーンがフラッシュバックした。だから全力で、本気で友達を諭した。

 

左俣、俺は今年39歳になったよ。でもさ、中1のあの出来事は忘れてないし俺はお前を絶対に許さねえ。

お前が生きてるか死んでるか知らんが、もし会ったら覚悟しろよ^^

 

 

最後に、長男には人の気持ちが理解できる思いやりを忘れない人になって欲しい。