日本語が全く通じない外国人キャバクラというパラレルワールド
先日、数年ぶりにキャバクラに行ってきた。
しかも外国人オンリーの店で、ロシア・インドネシア・ルーマニアという何とも言えないラインナップ。
料金表にはインドネシア・ルーマニアは2500円、ロシアが含まれると3500円だという。
そんなロシアっていい女ばっかりなのか!なんて話を聞いてたら、初めての利用一律3500円らしい。
なめてんのか。
元々外国人キャバクラなんて行く予定もなく、久々に会った先輩が近所に引っ越したって理由で居酒屋で飲んでいた。
先輩はナイトレジャーが大好きで、そのジャンルの色々な話をしていた時だった。
『なあ、ワールドツアー行かないか?』
突然メジャーアーティストみたいなことを言いだし、いよいよ頭もアルコールでヤラれたかと思っていたのだが。
どうやらこの近所にキャバクラばかり入ってるビルがあるそうで、ビルの9割が外国人キャバクラらしい。
なので地元ではそのビルのキャバクラ巡りをすることをワールドツアーというらしい。
正直、私は既婚でお小遣い制だし、ましてや外人と何故酒を飲まないといけないのか全く理解できなかった。
だが、独身時代アホみたいにナイトレジャーにハマってた頃の記憶がフラッシュバックして、気づいたら店の前に到着していた。
先輩も私も外国人キャバクラは初めてだ。
どう見てもカタギに見えない物腰やわらかいボーイに案内されるがまま、入店。
薄暗い店内に日本語じゃない言語が飛び交ってて、しかも英語っぽくない。ヤバい。
席についたらすぐに女性がついた。
人種はロシア、ルーマニア、インドネシアって感じのフルメニュー。
なんだかんだ言っても美人だし外人を目の前にするとテンション上がるなあ、と思った。
が、どいつもこいつも日本人が全く通じない。
しかも英語じゃなくて母国語を喋ってやがる。
さらに、よくわからないが座って速攻バックからチケットを取り出しグラスを指差し早口でまくし立ててくる。
多分ドリンクが飲みたいんだろう。
チケットには1000って書いてあったから多分1000円なんだろう。
日本語通じないロシア人になんで酒飲ませてるんだろう…しかも1000円だなんて聞いてないし、料金表には3500円ポッキリって書いてあったのに…!
イライラしてても仕方ないし、とりあえず会話しようってことでグーグル翻訳使って会話してみた。
電波が届かない場所だそうで、全く使えなかった。
だが一つだけ会話できた。
日本に来て1週間らしい。
ふと先輩を見たら、インドネシア人が気に入ったようで指名して一緒にカラオケ歌ってやがる。
そんなこんなでお会計。
お小遣いが一瞬で溶けてしまった。。
嫁に、お小遣いをキャバクラで溶かしたってバレたら色々アレだから言えない。
翌日から数年ぶりとなるおにぎり生活を始めた。
よっぽど不自然なんだろう。色々なテイストでカマを仕掛けてくる。
バレるのも時間の問題だ。