人生は割と想定外

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様々なジャンルのニッチな話題を一方的な独断と偏見で深掘りしてく雑記ブログ

沖縄移住していたかもしれない話

あの時、決断していたら私の人生はどうなっていただろう。

 

なんて思うタイミングは突然やってくる。人それぞれあると思うが、人生のターニングポイントな一つ、沖縄移住していたかもしれない話。

 

当時私は今とは違う仕事をしていて、そこの会社は沖縄でも事業展開している会社だった。前職に比べて大幅に給料も上がり、かつ小規模だったのでとにかく縛りがなく自由だった。

 

ガチガチに縛りありの会社に勤務していた私は、嘘のような自由すぎる光景に戸惑いながらも、充実した毎日を過ごしていた。

 

入社1カ月を過ぎた頃、研修と称した社員旅行に行くことになった。行き先は沖縄で、沖縄にある事務所のメンバーや地元で世話になっている企業との交流会半分、もう半分は旅行みたいな感じだった。

 

話が長くなるのでまた沖縄ネタがあれば話すが、本土の人間が沖縄に憧れて移住するケースが多いらしいが、大部分が失敗して帰る場合が多いそうだ。遊ぶと住むは大違い、みたいな感じだそうな。あと、本土の人間が地元の人材を使って国からの補助金をかすめ取る輩もいるとか。沖縄メンバーの笑顔とは裏腹に、話の内容に深い闇を感じた。

 

そんな研修旅行を経てわずか2カ月あと、沖縄メンバーが退職することになった。事情は知らないが、雰囲気からは地元企業に引き抜かれる臭いがプンプンしていた。会社の方針もあり、沖縄事業は継続するらしく、人員確保の話になった。たまたま冗談で代表からやんわり沖縄の打診があった。

 

私は既婚で子持ちだし、妻がNG出すと思った。慣れた土地を出るのも微妙だった。ところが予想に反して妻が行きたいと言い出した。理由を聞くと、妻は本土最北端のマグロ漁が有名な地域の出身で、沖縄のような年中暖かい地域には行ったことがない。加えて会社都合でいけるのは逆にラッキーだと言っていた。自然に囲まれた中の生活だから子供にとっては良かったかもしれない。

 

結局、その後会社のあまりに自由な方針と私の性格の不一致で仕事を辞めてしまったから今はどうなったか知らない。もし沖縄行きを選んでいたらどうなっていたのだろうか。

 

人生、つくづく何が起こるかわからない。