人生は割と想定外

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人生は割と想定外

様々なジャンルのニッチな話題を一方的な独断と偏見で深掘りしてく雑記ブログ

カビで洋服が8割殉職した話

これは今年の8月後半くらいの話。その時の私は、今みたいな入院生活なんて想像できないくらい、それはもう元気で充実した毎日を…過ごしていたわけではなかった。追って書くが、違う意味でつらかった時期だった。

いや、今年1年ずーっとつらかった。ざっと発生したイベントを書くと、退職、出産、転職、自宅浸水、犬を里親へ、入院、というように、毎月何かしらイベントが発生していた。呪われていると思いたくなりそうなものだが、ここまで集中すると新しいイベントが起こってもあまり気にしなくなっていた。慣れは怖い。


さて、今回のタイトル、『カビで洋服が8割殉職した話』であるが、これは先ほど挙げた自宅浸水イベントの発展系である。

もう既に引っ越ししてしまったが、当時住んでいた自宅は第1子出産に伴い越してきた家だった。物件は古かったが他所へのアクセスが良く、その頃犬を飼っており、動物許可があったのも魅力的だった。その家には4年ほど住んだが、うち2回浸水している。


浸水には何故か縁があり、以前も違う家で浸水被害に遭った。普通、浸水というと木造平屋建てとイメージできそうだが、私の場合どちらもマンションだった。話が逸れたので戻すが、今年は雨が集中して降ることが多かった気がする。


何日か集中して雨が降ったある日、妻から電話があり、壁が濡れていると意味のわからない電話があった。かなり本人も取り乱しており、私は密かに子供か犬が壁に向かって小便を撒き散らす家庭内テロを敢行したのかと勘ぐってしまったが、その日帰宅してみると確かに濡れている。まるで冬の窓に発生する結露のごとき濡れ具合だった。

しかも濡れた壁の場所が、部屋の中心で、隣の部屋との仕切りになっている壁である。どう考えても隣の住人が我が家の壁に向かって水を撒いてるとしか思えず、何回かクレームを出そうか悩んだ。

隣の住人はいわゆる典型的なDQNってやつで、これまた色々あった。そんなこんなで浸水については速攻で大家に連絡して対応して貰ったのだが、古マンションで他の部分にもガタがきていたので合わせて対応してもらうことにした。


それから数日後、大家が手配したリフォーム会社が来て室内をくまなく調べていった。問題の浸水は結局のところ原因不明だが、恐らく外の水が基礎から滲みて上がってきているとか…。それはいわゆる欠陥住宅というやつじゃ?なんて脳裏によぎったが、彼ら曰く初めてのケースだとかで渋々納得した。浸水だけでなく他の修理箇所も大家経由でこの業者に頼んだ。


浸水した部屋は和室で、壁や畳もありえない程湿ってしまったので張り替えとなった。が、お気づきだろうが、これは根本的な解決になっていない。本来は基礎から直すくらいやって欲しかったが大家にかたくなに拒否された。私は大家を許さない。早く天国の階段を登ってくれるように願うばかりである。


そんな浸水対応をした日に、合わせて調子の悪かった風呂場の換気扇を交換して貰った。が、これがマズかった。

プチリフォームが終わってからというもの、風呂あがりに換気扇を回すと何故かトイレが異常に湿気がこもるようになった。業者が付ける方向を間違えたようなのだが、私や妻は度重なるトラブルで疲弊してしまい、結局引っ越しした。


浸水や換気扇の付け違いが原因で、部屋は常に湿気がこもり、家のあらゆる物がカビでやられてしまった。最もショックだったのは、1週間前に着たスーツがカビで殉職した時で、さすがにこたえた。半分泣きそうになりながら他の服を選別したが、結局8割殉職してしまった。クローゼットがカビだらけの光景はさながら風の谷のナウシカに出てくる腐海のようで、私は巨神兵のようにカビだらけの服を駆逐したのであった。

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